今回は新年度ということもあり、今後の活動日程の調整や会員募集のポスター作成を行いました。
活動は春学期の間はひとまず木曜の11時~行うことになりました。活動日程の方は会員の時間の都合をすりあわせながら決めているので、研究会に入ってみたいよ!という方がいらっしゃったら時間が合わなくても、お気軽にお問い合わせいただけたらと思います。
会員募集のポスターは去年作成したものをバージョンアップさせました。色々なところに掲示や配布をさせていただくと思うので、お目にかかった際には注目していただけると、幸いです。
また、筆者の個人的な話になるのですが、春休み中に宇治にある「源氏物語ミュージアム」というところに行ってきました。研究会では『源氏物語』を読んでいるため、関連話として個人的な話を皆さんに付き合っていただきました(^^)
以前研究会では、『源氏物語』における「香り」についての話題があがりました。『源氏物語』の本文中に香りについての描写があったからです。この香りとはどんな香りなのだろうか、と筆者自身も気になって「これってどんな香りなのでしょうかね…」と半ば無謀な問いをみんなに投げかけたことを記憶しています。
この研究会で抱いた問いの答えがなんと「源氏物語ミュージアム」の展示物にありました!さすがです。私は感動しました。薫物の香りの原料とされる香料が実際に展示されており、匂いを嗅ぐことが出来たのです。植物性の香料では、沈香、白檀、藿香、丁子、桂皮、山奈、安息香、甘松、大茴香、竜脳といったものがあるそうです。動物性の香料はジャコウジカというシカから採取出来る麝香、巻き貝の蓋から採取出来る貝香などが紹介されていました。この内の何点かを実際に嗅ぐことが出来ました。匂いを堪能するぞと意気込んでいましたが、花粉症で鼻が詰まっていて思うように匂いを判断出来なかったことが心残りです(>_<)次に訪れる際は春を避けたいと思いました笑。実際に嗅いでみて、個人的に気に入ったのは「白檀」という植物性の香料である香木の香りが気に入りました。動物性の香りはクセのある香りで好き嫌いが分かれるような香りだったことが印象的でした。
『源氏物語』を研究会で読んだ際に、抱いた問いの答えに近づけたような感覚を覚え嬉しかったです。やはり『源氏物語』に関連する土地などに実際に足を運ぶことで学べることがたくさんあるのだということを実感した経験でした。3月の末に國學院大学博物館で『源氏物語』の嫁入本をみた際にも同じような気持ちになりました。結論何が言いたいのか、というと一年に数回くらいの頻度で研究会のみんなで博物館や『源氏物語』に関する展示物を見に行ってみたりしたいよということです。東京都内などでおすすめの場所がありましたら教えていただきたいです…
個人的な話が多くなってしまいましたが、本年度も活動を通して『源氏物語』や平安文学を楽しんでいけたらな、と感じた回になりました。ブログ冒頭にも記載しましたが、研究会に入ってみたいよ!という方がいらっしゃいましたら、いつでもお気軽にお問い合わせしていただけたらと思います。
文責 浅井
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