【翻刻】
大正大学蔵『源氏物語』
26丁裏〜27丁表
30丁裏〜33丁表
字形の変遷は、時代のなかでも、個人のなかでも行われており、読み手はある程度の揺れは許容しながら読んできたのだと学びました。現代では、コンピューターに文字を表してもらうためにも、一文字に対して一つの表し方のみをあてていることがほとんどです。それがいつの時代でも常識であったとは限らないこと、これは今後の活動の中でも大切になる考え方だと思いました。
文責:森
(「しく」が連綿になると、少しウニョウニョした一本の線にしか見えません。「良」と「衣」も崩れると、どっちがどっちだか判断に苦労します。目が慣れていたときはしっかり区別できていたような気がしますが、個人的に間が空いてしまい、もう何が何だか…情けない限りです。)