【翻刻】
大正大学蔵源氏物語 桐壺巻
12丁裏~14丁表
(感想)
「う」と「く」の見分けに苦戦した場面がありました。「う」と「く」の形が似ていましたが、「う」は点があるため点で判別可能だということが学べました。
他にも具が字母の「く」と介が字母の「け」が似ていて判別が困難でした。
【源氏物語を読む】
『新潮日本古典集成源氏物語』桐壺巻
P31 L5「そのころ~」 P33 L13「たまいけり。」
顔、見た目についての議論が出ました。ずっと桐壺を引きずっていた帝が桐壺に似た人物の噂を聞き結婚を申し込む場面が印象的でした。この場面で当時、恋愛においてはやはり人の顔や容姿が重視されていたのかという問いが出ました。
その問いに派生して雛人形が同じ顔に見えるとの意見がありました。人形に詳しい方に話を聞いてみました。江戸時代、雛人形は主に2つの顔が主流だったそうです。江戸ではガラス目の雛人形、京都では細い目の雛人形が主流だったそうです。ですが、江戸でのガラス目の雛人形の流行により、京都でもガラス目の雛人形が流行したタイミングがあったそうです。江戸時代と源氏物語が書かれた年代とは違いますが、昔にも顔の流行があったことが感じられると個人的に思いました。
文:浅井
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