【翻刻】
大正大学蔵源氏物語 桐壺巻
六丁裏〜七丁表
(感想)
「王」を字母とする「わ」の識別に苦労しました。版本の特徴だと思いますが、字によってかなり簡略化されているので、これからも気を付けていきたいです。また、みなさんの翻刻の速度がどんどん上がってきていてびくびくしてます。
【源氏物語を読む】
『新潮日本古典集成源氏物語』
P,19 L,11「野分だちて、」~P,22 L,12「宮は大殿籠りにけり。」
(感想)
娘を亡くした母のこれ以上ないほどの悲しみ、辛さを、野分(嵐)によって家が荒れる様子と重ね合わせているのではと考えると、なんとも儚く美しい表現だなと思いました。また、帝が亡くなった后の母を宮中に招待することは当時では異例だったのか、気になりました。そして少しずつ、悲しみに暮れるのみだった物語が、光源氏への物語へと動き始めていることが分かりました。
文:松澤
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