【翻刻】
大正大学蔵源氏物語 桐壺巻
8丁裏~10丁表
(感想)
昔の人が一発書きで文章を写す際に文字を飛ばしてしまったら、小さく「○」を書いてその脇に飛ばした文字を付け足していたということを初めて知りました。そういうミスを見ると、改めて昔の人がせっせと写していたことを実感させられます。その手間を厭わせないほど優れた作品を作る人や、作品を後世に残してくれた人たちに感謝して、これからも頑張って読んでいきたいです。
【源氏物語を読む】
『新潮日本古典集成源氏物語』桐壺巻
P.25,L.12「命婦は、」~P.28,L.9「浅茅生の宿」
(感想)
亡き桐壺の魂を求める帝と、そのことを気にも留めない様子に見える弘徽殿女御の描写がコントラストのようになっていました。作者が弘徽殿女御の振る舞いの真意を推量の形で描くことで、彼女の心中についてはまだ想像の余地が残されているように感じました。また、『長恨歌』からの引用が多かったため、そちらもしっかりと確認をした方が良いという話が出ました。
文:門井(操作方法が分からなくて心折れそうでした)
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から