『源氏物語』篝火巻 一丁表

悩んだ箇所は太字にして、誤った箇所に※をつけています。
古乃己路世乃人能古止久佐爾内乃於保
このころよの人のことくさに内のおほ

以登乃以末飛女君止己登爾布礼川ゝ
いとのゝいまひめ君とことにふれつゝ

以比知羅春越源氏乃於止幾古之女之
いひちらすを源氏のおとゝきこしめし

天止毛安礼可久毛阿連人見末之久天
てともあれかくもあれ人見るましくて

己毛里井堂良武女己越奈遠佐利能加
こもりゐたらむ女こをなをさりのか

古止爾天毛左波加利毛乃免可之以天ゝ
ことにてもさはかりにものめかしいてゝ

加久人耳見※以比徒多部羅留ゝ己楚心
かく人に見※せいひつたへらるゝこそ心

衣奴古止奈礼以止幾八〳〵志宇毛能之給不
えぬことなれいときは〳〵しうものし給ふ

安万利仁可幾心越毛堂川祢春毛天以
あまりにふかき心をもたつねすもてい

※「世」を「遠」と読み誤りました。
字形が似ているため、今後も注意していきます。